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履物屋

2006夏の下駄

さぁ、いよいよ花火に盆踊りに、夏の浴衣シーズン突入ですよ! (^o^)

おととしだったか、自分で 下駄Tuning をしたものは、
さすがに履き潰しました。
千両下駄はちょっとよそ行きに大事にしている下駄なので、
ことしのお遊び下駄がない、ということで、楽しいお買い物です。
いつも車で通るときに気になっていた門前仲町のお店。
『趣味のおはきもの』と唱う一軒に行きました。

ーーこんにちはぁ。
ーーはい、どうぞ。

草履の底のような下駄、黒塗りの下駄、
こっちにしてみようかあっちにしてみようか...

ーーこっちにもありますよ。白木が好み? これは歯がつけてあるからこっちより1000円安いの。ほら、こっちは継ぎ目がないでしょぉ。白木は汗吸ってくれるからいいよぉ。適度に足が台の上で滑るしね。

本来、下駄は白木の二枚歯が好きなわたしは、またこれにしようと即決。
ここでも鼻緒を選ばせてもらい、同じ価格の台を3つほど並べてこちらも選ばせてもらいました。今回の予算は5000円。安過ぎず、高くなくといったところ。

ぱっぱっぱっ、と台を見比べ「これがいいです!」と選んだら

ーーおたく、材木屋?
ーーいいえ、調律師なんぞやってます。

これに始まり話は盛り上がり、お店を出たのは1時間後。
桐の丸太からどう切り出すか、年輪がどんな具合に出ているとどうか、などなど、
鼻緒をすげてもらう間にもお店にある良いものを見せてくれてはたくさんご教授頂きました。

そしてここにも、
自分のキャパを知りその質を落とすこと無くいい仕事がしたい、
と、こだわる職人がいました。

ーーネット通販しないかって、うちにも言ってくるんだけどね、こうやってお客さんに合わせた調整やら木のことを知ってもらう時間が持てないでしょ。お客さんは、同じように見えるものが手もとに届くことで満足しちゃダメですよ。かかとが乗らないから小さ過ぎる、なんてぇ返品された日には、こっちだって嫌気がさす。履き方だって教えてあげられるんだけどねぇ。

そう話しながら鼻緒がどんどん調整され、
途中の試し履きでさえ鼻緒がどんどんふっくら足に添ってくるのが分かります。

真面目に自分の仕事をしている人ほど、
私みたいにパソコンいじりなどせずにやってるものだと、
またまた穴があったら入りたいような出会いでした。

あぁ、奥の部屋から気持ちの良い風の抜ける
古い木造の店構えが良かったわぁ。
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くらた きょうこ

Author:くらた きょうこ
『14階の縁側日記 - ぶろぐ版』へようこそ!
私は町の調律屋です。
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ただいま14階のベランダでバラを育てています。
ほか、脈絡のない記事が並びますが、ごゆるりと。

「プロフェッショナル:自分のやりたいことをやるのではなく、相手の期待にこたえるもの」(by 三谷幸喜)

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