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音が生まれ変わるハンマー交換修理

0813ハンマー交換1

年季が入って真っ黒になったハンマーと、
まっさら新品のハンマーを乗せ替え始めた所です。


ピアニストは鍵盤を弾くことしかできません。
そこからアクションを通して初めてハンマーを操作することができるのです。

肝心の弦を振動させ、ピアノを鳴らすのはこのハンマーなのです。


ハンマーフェルトは経年変化によりその弾力が無くなり、
打弦する弦の跡が深く溝になってフェルトの打弦点を変形させ音色を損ないます。
こうなると強弱のコントロールが困難になり、
響きが乏しく貧弱な音になります。

ハンマーシャンクの下面にはローラーというパーツが付属し、
直接タッチに影響を及ぼす要因のひとつです。
これが経年変化よって皮がつぶれ平らになると、
鍵盤が不必要に重く弾きにくくなります。
又、ぎゅっぎゅっ、とか、ぎしぎし、という雑音も発するようになります。

0813ハンマー交換2

今回のピアノは長いこと実家に置いていたもので、
ハンマーが上下運動をする軸となる部分の動きが悪く、
全体にタッチが もこもこ、重重(おもおも)に。
果てはハンマーが戻りきらず、次の発音ができない、など、
俗に言うハンマースティックを多発していました。

言うなれば、ハンマースティック、ローラー変形、ハンマーフェルトの劣化と、
三重苦を負っていました。

そこで、ピアノを自宅に置いたままできるハンマー交換修理です。

0813ハンマー交換3

新しいハンマーを乗せただけでは、
タッチは「ない」し、音は「音色になっていない」状態です。
ご覧の通り、がたがた、ばらばらが見て取れます。

ここからがハンマー交換修理の腕の見せ所。
弦にハンマーフェルトの当たりを合わせ、
かつ、各ハンマーの間隔を揃え、
まっすぐ弦を打つように調整し、
次に、ローラーとアクションの具合を合わせ、
タッチを作っていきます。

そして今度は、加熱圧着+カットしたままのハンマーフェルトを整音し、
音楽的な音色を作っていきます。

こうしてピアノの音は生まれ変わり、
ふくよかな弾力あるピアノの音を響かせてくれるようになります。

ほら、並んだハンマーの「景色」が最初と違うでしょう?

0813ハンマー交換4
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テーマ : ピアノ
ジャンル : 音楽

コメント

§ お尋ねします

あるピアニストの方からいただいた
古いグランドピアノがあります。
鍵盤は象牙であり、音がいいので
保管していたとおっしゃっています。
ヤマハの古い四本足のピアノです。
以前、我が家にはスタンウェイのフルコンがありました。
資金が必要だったので、買っていただいたときに
その古いピアノをいただきました。
今は狭い家に越しましたので、
近所の教会で預かってもらっています。
鍵盤は2~3カ所戻りがおかしかったり、もちろん
調律はまったくしていません。いずれ広い家を確保したら
身内だけのコンサートを、と思っているのですが
こんな簡単なお話だけで、修復可能かどうか
ご判断が可能でしょうか?

§ む、むむむむむ

ますます昼寝ネコさんの素性(!?)が分からなくなってきました。(^o^)

戻りのおかしい鍵盤...こういうものは修理可能ですよ。きっと、何十年ぶりであっても、調律もできるでしょう。ご安心ください。
問題なのは、「どこまで」ピアノとして復活させたいか、なのです。(^-^)
やはり検品をして、じっくりお話を聞いて、それからの判断になると思います。

あ、私が承る場合のお話です。(^v^)

§

来年、ピアノを置かせてもらっている教会が
新築工事のために取り壊しになります。
そうなると、ピアノはどこか倉庫に
保管するしか亡くなるのですが、
そこまでお金をかけて取っておく価値があるかどうか
判断に苦しむところです。
いつか助言をいただけたらと希望しています。
広いスペースの住宅を確保するには
まだまだ数年はかかりそうです。

§

ほほぉ~(驚きのため息)
昼寝ネコさんのピアノとクララさんのヴァイオリンの演奏会を開催いたしましょう!
ぜひ、そうしましょう。
楽しいぃ~~~~~そうではありませんの!

わたくしも猫の着ぐるみをきて、ネコ踏んじゃったくらいは弾けそうです。
あ~それからウクレレちゃんでキラキラ星くらいは・・・多分、可能でございます。

ところでクララさぁ~ん夏バテしないでくださいね!

§

教会の改築工事ですか。
よろしければ、その前に拝見したいですね。
(^-^)

カトリ~ヌさん、
私のヴァイオリンを引っ張り出してはダメですよ。
マジ!!

夏バテは大丈夫そうでっす。

§

>カトリ~ヌ・笠井さん

ピアノがあるとは言いましたが、
ピアノを弾けるとは言ってませんよ。
今でも、右手と左手それぞれ違うメロディーを
弾けるピアニストの方を驚異と羨望の目で
見ているんですよ。

>Pi-chaさん

そうですね。一度見ていただけたらいいですね。
その節はよろしくお願いいたします。

§

若い時にピアニストを目指していた...
んじゃ!?
なかったですか...。(^-^)

§

いえいえ、声楽は習ったんですが、
コンコーネぐらい弾けたらと、お願いしました。
最初の曲は「メリーさんの羊」で
最初のそれで挫折したんです。
自宅でサロンコンサートをした時期があり、
たまたま事情が許したので
スタンウェイを買いました・・・
そういう時期もあったんですよ。

§

あったものは、また戻るかもしれませんね。
でも、ま、スタインウェイにこわだることもありませんし。(^-^)

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くらた きょうこ

Author:くらた きょうこ
『14階の縁側日記 - ぶろぐ版』へようこそ!
私は町の調律屋です。
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を、ご覧ください。

ただいま14階のベランダでバラを育てています。
ほか、脈絡のない記事が並びますが、ごゆるりと。

「プロフェッショナル:自分のやりたいことをやるのではなく、相手の期待にこたえるもの」(by 三谷幸喜)

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