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ヴァイオリンの肩当てを作る

Vnの肩当て

え~これがぁ?
という見た目のヴァイオリン(以下Vn)の肩当て(ショルダーレスト)です。



実は、しばぁらくぶりに(40を越えて)Vnを構えてみると、
なんだか楽器がとても他人行儀。

そこで、
「インターネット的素人の頭でっかちアプローチ」
といきましょう。

構え方、小物の選び方、小物の比較etc.をネットで情報収集。

そして、楽器の構え方を見直してみることにしました。
Vnを弾く割に左顎にあざができない
(必ずしもあざができることがいいコトなのかわかりません)とか、
楽器が前にずり落ちてくるとか、
そういう前々から感じていたことを解決してみる気になったんです。

自分の体型、楽器の構え方などにマッチした小物を選んでいるか?
という問題が浮かびました。

小物には、松脂、顎当て、肩当て、糸巻き、駒、弱音器
などなどがあります。

今回の検討対象は顎当てと肩当て。

下見のつもりで銀座にある楽器店へ。
ほかにお客も無い時間だったので展示のVnで肩当ての試着をしてみました。
試着したのは「ショルダーペット」という商品。

スエードのアイピロウのような姿です。
1、2本縫い止めて細かいビーズのつまった部屋が2、3に分けられています。
(砂袋、と言えば言えなくもないなぁ?)

子供用には犬の顔まで描いてあります。
(ペット > 肩乗りペット > うちの鳥...連想ゲームは置いておいて)
それが欲しいなぁ、という心の声は口に出さず、
大人用を3つ4つ試させてもらいました。(重さ、厚みで選択肢あり)

まずこれを左肩に湿布のように乗せます。
からだに吸い付く程度の重さがずしっとかかり、
次いですぐ、そのしっとりとした重さがみょ~に気持ちよく感じます。

そこへVnをすっと置いてみます。

ぴたっ。

楽器は肩当ての上で滑ることもなく、
思っていたより低過ぎることもなくしっかり肩と顎の間で静止しました。

からだを動かすとそれが難なくVnの傾きに連動します。
からだの一部のように楽器が収まってます。

「スーパーSakagami」に継ぎ、ひとめぼれ! 

が、お値段¥7,000-超え。

う~ん。

頭の中 = 作っちゃお! 



これは盗作ですね。
でも商売しないから許して。
全ては自分用。

この商品のコンセプトを真似するにあたり外せないと思うのは、


  1. 適度な重さ : 本物180g~370g

  2. 自在に動く中身 : 粒感を感じないくらい細かく、楽器が動いてもじゃりじゃりしない。両端に溜まってくれる。

  3. 毛足の向きがある表地 : 肩当て自体がずるずるしない。スエードがベター。


なので、真似っこで手作りするにもちょっと高いハードルがありますね。

1.と2.は、Hamanakaテディベア用ガラスペレット200gを入手。
3.は、ピアノの修理用に買っておいたスエードの端切れ。3mm厚。これをB5サイズほどにカットして用意。

あとは適当に縫い合わせる!

しかし!
厚手のスエードを手縫いでちくちく縫うなんて無謀だったかもしれない!
指ぬきをはめ、ひと針ずつ指しては抜きを繰り返すこと10分。
早くも針を抜く指先の細胞がつぶれて悲鳴をあげてます! 
まだ1辺も縫えてない!

なんとか数時間かけてぐるりと縫い合わせまして、
裏返してガラスペレットをサァーッと流し入れて、入れ口をかがる。

肩に乗せて楽器を構えてみたりしながら、
前後のぺレットのバランスを見る。

それから(自分は)1本だけ途中を縫い、
ぺレットがあっちに行ったりこっちに来たりするのを止める。

出来上がり!(写真)



オーケストラでは楽器の構えと下ろしの動作が繰り返されるのですが、
この適度な重さとしっとりフィットで、
楽器を下ろした時にも肩当てがずり落ちる心配がありません。
しかも、200~300gの肩当てをVnに装着していると、
構えるときに楽器が重く感じるのですが、
そういった重りが付いていないVn本来の「軽さだけ」を持ち上げれば良いという、
なかなかの利点もあると思いました。


と、そんな裁縫をしていると
「もっといいものがある。」と
だんなさまが使っていない柔らかクッションを出してくれました。

この中身、ガラスじゃない!
でも同じくらい細かい。

ガラスぺレットと混ぜたら
適度な重さを保ちつつ厚みも出せそうです。
表地も人口スエードなど使えばちょっと楽に縫えそうな予感。

気が向いたら第2弾といきましょう!
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コメント

§ 肩当て

私もいつも苦労しています。今もって試行錯誤中です。

先月、約4半世紀振りに、肩当てを取り去って弾いてみました。
これが、結構具合が良いのです。
1.肩凝りがなくなる。(顎や肩だけで支えるのは、体にも無理がかかります。)
2.左手で支えなければいけないので、自然とネックと親指などが接触する。フィンガリングが、左手を握るという本来の手の動きや力の入り方に近くなる。
3.(2.によって不思議なことに)左指が音を出すのにちょうど良い力になる。
4.(2.によって)楽器の胴を圧迫することが少なくなり、振動が解放される。
ということで、メリットが沢山あります。
 おっしゃるとおり、軽くなるというメリットもあります。
 一方、ポジション移動やミドルからハイポジションは難しくなります。肩や顎で支えたり左手で支えたり、臨機応変にやる必要があります。この持ち方を教えろと言われたら(特に初心者だったら)、私は悩んでしまいます。
 肩当てをやめた演奏家は、何人もいますね。もしかしたら、自転車の補助輪のように使えば良いのかもしれません。
 バロック奏者は、顎当てもなしで弾いています。バッハの無伴奏も弾いてしまいます。見ていると、左親指の使い方が上手いですね。よくポジション移動をするときには、親指からとか親指の重要性を強調されることがありますが、この弾き方だととても納得できます。そうしないと弾けません。パガニーニは、顎当ても使わなかったのですから、バロックでも超絶技巧を弾く方法は絶対にあるのです。そう思えば、肩当てで安定させないと弾けないというのも、何とも・・・・。 自転車だって、慣れれば補助輪が邪魔になりますね。ヴァイオリンは動きの自由度の大きな楽器で、それが表現力に繋がるし、力の入れ方を固定化してしまうと筋肉や関節も痛めるように思います。
 要は、楽に演奏できれば良いのです。
 

§ 不思議な構え方の楽器

角鹿さんのコメントを、実は期待しておりました。(^-^)

手作り肩当てを使う以上、楽器にこそ何も付けないけど、肩当てを使わないワケではないので、まだまだ(? 絶対!)角鹿さんの域にはなれそうにありません。(^v^)

§ 肩当て2

肩当てを考えることは、構え方を考えるということであるのは申し上げた通りですが、肩当てには楽器のニスを保護するという側面もあります。長年使っていれば、服地や布との摩擦でニスが摩耗していきます。これは無視できません。

なお、構え方については様々で、肩当てを使わない弾き方ということで考えても、顎当ても、なるべく平らなものが良いという説(オプノ)、顎のエラの部分に引っかかるような物が良いという説もあるし、楽器を肩に乗せるという説、鎖骨の胸骨との付け根の辺りに乗せてなるべく楽器を正面に構えるという説(リッチ)などなど・・・・。奏法や体型によって、顎当て、肩当ても色々な形の物が出てくる訳です。顎当てはテールピースを跨ぐブリッジ型の方が楽器を傷めにくいというのも一理ありますが、顎や肩で万力のように力を加え続ける持ち方でないなら、ブリッジ型でなくても良いのかもしれないとか、書き出すと切りがありませんね。

それはともかく、最近、関連グッヅが軒並み値上がりしていると思います。弦(私が使っているE線は1500円になってしまった)、ミュートなんかゴムのかけらなのに1600円というのには驚き、肩当ても高いですね。某楽器店では、ゴムパイプ(聴診器に使うようなもの)5cmで200円くらい取られたと思います。ミュートとかゴムパイプとか、原価はタダ同然の物ですが、足下見られていますね。

§ 素材

最近はホームセンターなどで素材自体を買える環境が整ってきています。だから尚更!
ゴムひとかけら=\1,600-...(.~.)
って考えてしまいます。

が、まぁ、企画制作したヒトには払いたい、とは思うんですけど,
足下見られてるのか、それでも買える消費国ニッポン、のなせる技なのか。大人のおけいこを勝手にブームにして、モノを大人値段で並べる...そんなハスな資本主義の見方をしてしまいます。
ものの正規の値段、価値を自分なりに判断していきたい今日この頃です。

角鹿さんのヴァイオリンへの情熱は
常々頭の下がる思いで伺っています。
顎当ては次の課題かな、と思っているところへ
グッドタイミングはコメントをいただいて嬉しいです。(^o^)

ブリッジタイプがいいのかなぁ、
なんて考えながらこのショルダーペットもどきを製作したら、
「あれ? 顎当ては変えなくてもいいぞ。」ってな具合です。

徐々に、本番まで、工夫してみます。

でも私の場合、
来年5/6のマーラー5番が終わったら、
また楽器が押し入れに入りそうで、ヤバイ、です。(>_<)

§ 使用感1

まじめな譜読み練習に使ってみました。

なんか、重い...。
結局、譜読み段階だと細切れに構えたり、音取をしたりで、
結構肩当てがずり落ちることが分かった。
今日の所は、もとの肩当てで練習。

肩当てが、というよりTシャツがずれる。
いっそベアトップで素肌にこの肩当てを乗せる方が安定したかな?

§ 肩当て3

使ってみないと分からないんですよね。無駄になるのを覚悟で、私も色々試しています。ブリッジ型の肩当てで、木製のものは一つ一つ音が違ったり、ゴムの足一つ取っても、滑りやすいものと滑りにくいものが(同じ製品でも)ありますので、楽器屋さんで100個くらい試して良さそうなのを選んでいる人もいます。

フィッティングは、部品の個性まで影響するので懇意の楽器屋さんでも作らない限りは、本当に良い物を入手できないような気がします。楽器の調整も同じですが、一つ一つは大して影響のなさそうなことを薄紙のように積み重ねて、全体として大きな効果を上げられるのだと思います。楽器の上達も同様かもしれませんが。

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くらた きょうこ

Author:くらた きょうこ
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私は町の調律屋です。
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ただいま14階のベランダでバラを育てています。
ほか、脈絡のない記事が並びますが、ごゆるりと。

「プロフェッショナル:自分のやりたいことをやるのではなく、相手の期待にこたえるもの」(by 三谷幸喜)

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